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DJ DIRTYKRATES

KULCHA KNOX


PROFILE

アフリカ、ルワンダの奥深く、かすかな光がステージを照らす。何千もの群衆を包む静けさ。彼らはMCのアナウンスを待っている。「このステージに、ジャマイカのキングストンからはるばるやってきました、ナーキ、ナーキ、ナーキです」。ライトがステージを照らし、群衆が叫ぶ。カルチャ・ノックスがステージに現れる。この瞬間から、「ナーキ」として世界的に知られる「カルチャ・ノックス」と彼の使命は、王立アフリカの祝福を与えられたのだ。このユニークなチャンターはごく早い時期に音楽の世界に入った。父親が国際的に有名なジャーナリストでラジオ・パーソナリティーの「フリー・アイ(Free I)」であり、彼が経営する故郷のキング・マジェスティーというサウンド・システムで、カルチャは最初に音楽業界の味をしめたのだ。1983年から 1986年までの間に、彼はデスティニー・アウターナショナルで、ガーネット・シルク、トニー・レベル、デュータロノミー、エヴァートン・ブレンダー、ユートン・グリーン等の他のアーティストと共に、更なるサウンド・システムの経験を積んだ。1985年、彼の最初のレコーディング「ヤンキー・マネー(Yankie Money)」がキングストンのアクウェリアスで行われた。以後、彼はルーフ、ボビー・デジタル、ペントハウス、ジャミーズ、スター・トレイル、カリアングなどのプロデューサーと共に仕事をしている。過去数年にわたり、彼は数多くの曲でヒットを飛ばしている。カルチャは1994年にカリアングに入り、1996年に最初のアルバム「再び神を賛美せよ(Praise Jah Again)」をリリースした。カルチャは彼自身のことをナチュラリスト(自然主義者)と表現している。彼の森羅万象そして人生に対する感覚が彼の音楽に、そして彼の世界へのアピールに響き渡っているのだ。ツアーを通して彼はさまざまな大陸のさまざまな国々で、そのステージに祝福を与えてきた。イスラエル、ルワンダ(ここでMCは彼に「ナーキ」という名前を与えた)、エチオピア、マラウイ、コートジボアール、フランス、イタリア、スイス、ベルギー、ドイツ、カリブ海の島々、北アメリカ、南アメリカ。そしてサンスプラッシュ、サムフェスト、サッタ・マッサ・ガーナ、レベル・サリュートなどのジャマイカの大抵のイベントにも参加した。 彼はまた世界的スター、シャーデーと共に「キング・オブ・ソロウ(King of Sorrow)」をリリースし、ミスティック・リヴィーラーズ、ケイプルトン、スノー・アンド・フレンズ、エヴァートン・ブレンダー、ジャック・ラディックス、ホセ・ウェールズ、ガーネット・シルクといったアーティストとの数多くの共演をレコーディングしている。カルチャの世界へのメッセージは愛だ。「良いものは、それにふさわしい人々のもとに訪れると言われる。最良の人間がそれを手にするんだ。だから、常に最善を求めて努力することだ」。彼はまた、カリアング・ミュージックで「きみがすること(Things That You Do)」、ファイアーハウス・レーベルで「ハッピー・アニヴァーサリー(Happy Anniversary)」をリリースした。カルチャ・ノックスは、その前向きなチャントを全世界に広げようとしている。彼は言う、「ぼくは音楽なんだ。ぼくはいつも音楽で人生を讃えるんだ」。